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「森に夢見る」 / A.バリオス
Un Sueno en la Floresta / Agustin Barrios


BGM

【   曲 名    】

【   作曲者名  】
【 データ作成者 】
【   データ形式  】
【   対応音源  】

「森に夢見る」 ( Un Sueno en la Floresta )
A.バリオス ( Agustin Barrios )
ELIXIR ( elixir@guitarsound.net )
.MID ( SMF / FORMAT 1 : TimeBase=480 )
SC-88/VL/ST/Pro/STPro( A-PORT only ) 対応音源のない方はMP3をお聴き下さい。

【参考】

FMIDICLA
2001年 3月度
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 第1位

 A. Barrios は「大聖堂:につづいて2曲目のアップです。

 A. Barrios ( 1885 〜 1944 )はパラグアイに生まれ、作曲家としてアメリカ大陸に広くギター音楽を普及させたギタリストです。
ヨーロッパのサロン的洗練と気取りに対して、バリオスは繊細でロマンティックな民衆音楽を追求したと現在は評価されています。  この大衆性に対して同時代のヨーロッパのギタリストであるセゴビアは彼を認めなかっただけでなく、 個人的にも悪感情を抱いていたことは有名なことです。
セゴビアが貴族社会に迎合して、スペイン王家から公爵位を授けられたのに対して、 バリオスは純粋に音楽を求め、庶民として貧しく生涯を送った吟遊詩人としての評価が、最近は定着しているようです。

 「森に夢見る」は 1918 年(33才)の作品で、タルレガの「アルハンブラの想い出」とならぶトレモロの代表作として有名です。

 さて、ギター音楽の魅力の一つひとつとして、一度出した音が減衰していくはかなさがあり、 これはピアノやハープなどと通じるものですが、その消え行く音を、ビブラートなどで未練をもって愛おしむところもギターの真骨頂であります。 ギタリストにすれば、これさえあれば、弦楽器や管楽器などの持続音に負けない魅力があると言い切ってもいいんですが、 やはり声楽や弦楽器、管楽器の朗々と歌う様には多少の羨ましさも感じてはいます。そのために、タルレガはトレモロ奏法を開発し、 その代表作「アルハンブラの想い出」で、歌うソロ楽器としての座をギターに与えました。
トレモロ奏法には速いメロディには対応出来ないことや、4連音符の1泊目が欠けていることなどの弱点があり、 今までそれほど多くのトレモロ曲が作られてきたわけではありません。タルレガ亡き後に、トレモロ奏法による作曲で成功したのは、 多分このバリオスだけではないかと思われます。他の面でもバリオスこそがタルレガの後継者ではないかとする見方もあります。
バリオスのトレモロ曲としては遺作となった「最後のトレモロ」も大変有名な名曲です。

 バリオスがトレモロによって描きたかった「夢見るような森の情景」を思わせるような演奏を目指して打込んだつもりですが、 みなさんにはどのように聴いて頂けるのか楽しみです。

 久しぶりのELIXIRのアップですが、出来れば感想をよろしくお願いします。

データ作成日:2001/03/07
データ公開日:2001/03/07
File Name : floresta.mid


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